介護職は、他の職業と比べて特殊です。
24時間365日多数の人間の生活をサポートし続ける施設で働くということは、誰もが体験することではありません。
その上、人の人生に大きく関わる仕事でもあるため、求められるスキルも他とは違ってきます。

介護職でもっとも重要になるのがコミュニケーションスキルです。
介護士は常に人に囲まれた場所で仕事をします。
施設利用者とのコミュニケーションもちろん、従業員同士でもうまく連携を取って作業に当たらなければいけません。
利用者に対して失礼があってはいけませんし、従業員どうして認識のズレがあると、取り返しのつかない事故に発展しかねません。

周りの人間だけでなく、自分自身の管理も重要になります。
介護職は肉体的に負担の大きい仕事です。
その上日勤や夜勤の両方をこなさなければいけないことも少なくありません。
そうなると、体の調子を保つことが困難になります。
頻繁に体を壊してシフトに穴をあけてしまったり、利用者に風邪をうつしてしまったりしては、施設の業務に大きな悪影響を与えます。常に健康体でいることは重要な能力なのです。

人間に対する観察力も介護士に求められる能力です。
介護士は施設利用者の命と健康的な生活を守る仕事です。
そのため、利用者に異常があった場合、それをいち早く察知し対応をしなければならないのです。
利用者の多くは自分で自分の不調に気が付かない、もしくはそれを訴えることができません。
常に近くにいる介護士が最初に気が付かなければいけないのです。